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被害の実態・おそれ |
生態系にかかる影響 |
盗蜜によるエンゴサク類の種子生産阻害や在来マルハナバチとの交雑による生殖攪乱のおそれ。ポリプダニ媒介による在来マルハナバチの駆逐(*1)
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農林水産業への影響 |
不明
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人の健康への影響 |
刺傷
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被害をもたらしている要因 |
生物学的要因 |
エンゴサク類等野生植物の種子生産阻害は、本種が短舌であるため、花弁の脇に穿孔することによる。在来種オオマルハナバチとは、すでに交雑が確認されている。本種に寄宿するポリプダニはヨーロッパ系統であり、在来マルハナバチは耐性が備わっていない可能性がある。また、マルハナバチ属は有毒の刺針を持つため、刺された場合は痛み、腫れ等の症状を引き起こす。
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社会的要因 |
トマトを中心とした受粉用に短期間のうちに大量に導入されたことによる(*1)。
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特徴並びに近縁種、類似種 |
道東にのみ生息するノサップマルハナバチと酷似する(*1)。 セイヨウ情勢北海道のマルハナ(PDF)にリンクします。 |
対策 |
駆除事業およびボランティアによる捕殺が実施されている。また、現在は受粉用に本種を用いる場合は、定められた設備を設置した上で、環境省の許認可を受けることが義務づけられた。なお、本州では外来生物法施行以降は、本種に代わりクロマルハナバチ(国内外来種)の利用に置き換わりつつある(*1)。 |
その他の関連情報 |
環境省、保全生態学研究会(代表:東京大学 鷲谷いずみ教授)と連携し生息情報収集を継続中(*2) |