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被害の実態・おそれ |
生態系にかかる影響 |
国立公園であり自然度が高い北海道の利尻島や知床半島への侵入が確認され、勢力の強い種として今後の増大が心配されている。
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農林水産業への影響 |
世界的に温帯にみられる農耕地雑草で、特にヨーロッパ諸国、オーストラリア、ニュージーランドなどの牧草地に多い。畑作物、牧草と競合し減収をもたらすとともに、鋭い棘が家畜を傷つけることが問題となっている。
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人の健康への影響 |
不明
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被害をもたらしている要因 |
生物学的要因 |
植生の衰退した明るい場所で旺盛な成長を示す。痩果は、風、雨、動物、人間など様々な手段により伝播される。
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社会的要因 |
不明
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特徴並びに近縁種、類似種 |
キク科の越年草または短命な多年草で茎葉には棘がある。染色体数2n=68,102。アザミ属は世界に約250種ある。日本に自生するのは約50種。セイヨウトゲアザミなどの野生化が報告されている。アザミ属は、自生種のノアザミや、アザミ等の総称で流通しているものも含め、数種が観賞用等に利用されている。 |
対策 |
侵入経路や分布拡大のメカニズムを把握し、効果的な防除方法や分布拡大の抑制策の検討が望まれる。既に各地で定着しているが、希少種等との競合・駆逐や等のおそれがある場合には、積極的な防除または分布拡大の検討が望まれる。 |
その他の関連情報 |
植物防疫法により、第9地域(トルコ、イタリア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スペイン、デンマーク、ドイツ、ハンガリー、フランス、ベルギー、ポルトガル、ルクセンブルク、英国、旧チェコスロヴァキア、旧ユーゴースラヴィア、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ)は、あざみ属の輸入禁止地域に指定されている。
着蕾前に地際から刈り取る。 |