|
|
|
被害の実態・おそれ |
生態系にかかる影響 |
他の小動物を捕食して生態系を攪乱するおそれがある。
カエルやサンショウウオの餌となる昆虫類を捕食し、生息に競合を起こすおそれがある。
両生類の安易な移動放逐は両生類の伝染病を蔓延するおそれがある。
|
農林水産業への影響 |
不明
|
人の健康への影響 |
不明
|
被害をもたらしている要因 |
生物学的要因 |
大型なカエルではないが、生態系の上位捕食者である。
世界的規模での両生類の減少に関わる感染症としてカエルツボカビとラナウイルスが重要視され、両生類の安易な移動は両生類に広く感染をもたらす病気を媒介するおそれがある。
|
社会的要因 |
ペットとして道内でも流通している。
|
特徴並びに近縁種、類似種 |
北海道在来種ではアマガエルが緑色のカエルとして知られるが、鼻先から目の後ろまで黒い線が入る。モリアオガエルには黒い線は無い。移入を危惧されるシュレーゲルアオガエルはモリアオガエルと酷似するが、指間の水かきが発達していない。
|
対策 |
飼育管理の徹底と適切な飼育の啓発。
大量の資材などを他地域から北海道に持ち込む際にチェックする。 |
その他の関連情報 |
モリアオガエルは平成20年3月時点で野外でのカエルツボカビ感染陽性報告はない(*1)。 |