|
|
|
被害の実態・おそれ |
生態系にかかる影響 |
多様な植物に寄生するので、在来種や農作物の生長を抑制するおそれがある。寄主植物は、キク科、ウリ科、ナス科、シソ科、ヒルガオ科、キョウチクトウ科、セリ科、アオイ科、アブラナ科、ヒユ科、アカザ科、ツルムラサキ科、ユリ科、イネ科など多数に及ぶため、様々な在来植物がが寄生されて、生育を抑制されるおそれがある。
|
農林水産業への影響 |
イタリア、ユーゴスラビア、日本、アメリカ、アルゼンチンなどの諸国で様々な作物に寄生する強害草である。北海道のジャガイモや、ナスなどの畑作物や、園芸植物へ寄生して減収をもたらす。
|
人の健康への影響 |
不明
|
被害をもたらしている要因 |
生物学的要因 |
多種に寄生する。発芽適温は20~30℃、暗条件でも発芽する。寄主がないと発芽後10~15日で枯死する。種子の寿命は長く、51年前の種子でも硫酸処理すると20%が発芽した。 種子の寿命は50年以上、動物の胃中でも生存するとの報告がある。
|
社会的要因 |
不明
|
特徴並びに近縁種、類似種 |
ネナシカズラ属は世界に約170種ある。日本には4種が自生する。本種の他にアマダオシ、ツメクサダオシの野生化が報告されている。他のネナシカズラ類とは花時に雄しべが花冠裂片から突出する点で区別できる。帰化当初は、ハマネナシカズラやマメダオシと誤認されることが多かった。
|
対策 |
不明 |
その他の関連情報 |
野菜畑、鉢植えを含めた園芸植物に発生して被害を与えている。多発する場合あり。 |