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  昆虫 ⁄ 不明
トビイロゴキブリ
目名 網翅目
科名 ゴキブリ科
種名(亜種名 トビイロゴキブリ
学名 Periplaneta brunnea
カテゴリー 北海道 K
環境省  
ワースト100   
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。
●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。

導入の経緯

原産地 アフリカと推定されているが詳細は不明
導入年代 不明
初報告 1975年
全国分布 九州以南と東京、大阪など都市部
道内分布 釧路市内のアパートなど4棟の鉄筋コンクリート造りの建物で、1974年3月に採集記録あり。
導入の原因 不明

種の生物学的特性

生活史型 不完全変態
形態 体長は30~38mmで、全体的に茶褐色のずんぐりした体形である。前胸背に不明瞭な黄褐色環状紋を有する。翅はメスオスともに僅かに尾端を超える程度の長さであり、雑食性(*1)。
繁殖形態 成虫の寿命は7~8ヶ月で、24~27個の卵が入った卵鞘を30回以上も産む。幼虫期間は、好適な温度条件では約6ヶ月である。単為生殖が可能。孵化率は卵鞘の9%、生存率はその約1/3だといわれている(*1)。
生息環境 地下街や飲食店など
特記事項 特になし

影響

被害の実態・おそれ 生態系にかかる影響 不明
農林水産業への影響 不明
人の健康への影響 不潔で嫌悪感を与えるほか、食中毒菌をはじめ各種の病原微生物を体表面や脚、排泄物などを通じて伝播する。また食品に迷入して混入事故となったり、電気機器類に侵入した場合には故障を引き起こす。一般に、ゴキブリの死骸や糞は、吸い込むとアレルギー性喘息などの原因になる(*1)。
被害をもたらしている要因 生物学的要因 不明
社会的要因 暖房の普及に伴って分布が拡大。
特徴並びに近縁種、類似種 ワモンゴキブリ
対策 駆除手法が普及している。
その他の関連情報 特になし

写真・イラスト

備考

備考  

参考文献

参考文献 高野名敏明・青山修三(1975). 最近北海道で確認されたゴキブリ3種について,衛生動物,25(4):326.
(*1)イカリ消毒(株);http://www.ikari.jp/gaicyu/02040d.html