オオモンシロチョウ
  昆虫 ⁄ 国外外来種
オオモンシロチョウ
目名 鱗翅目
科名 シロチョウ科
種名(亜種名 オオモンシロチョウ
学名 Pieris brassicae
カテゴリー 北海道 A3
環境省  
ワースト100   
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。
●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。

導入の経緯

原産地 ヨーロッパ
導入年代 1995年
初報告 岩内郡共和町で初記録
全国分布 青森県
道内分布 道内のほぼ全域に分布と推測される
導入の原因 沿海州からの飛来説が有力

種の生物学的特性

生活史型 完全変態
形態 成虫は開張60mmで、モンシロチョウよりやや大きく、雌雄とも羽の先端の黒斑がモンシロチョウより発達して外縁の半分以上を占める。雌の前羽にはモンシロチョウと同様に2つの黒紋と後縁部に細長い黒斑があるが、雄には斑紋がない。幼虫はアブラナ科の植物を食べる。
繁殖形態 卵は高さ1mmで、数個から100個まとめて産卵する。
生息環境 畑地、草地など
特記事項 農薬に弱いので、家庭菜園や野草地に見られる。

影響

被害の実態・おそれ 生態系にかかる影響 不明
農林水産業への影響 幼虫は集団で食害するため被害は大きい。
人の健康への影響 不明
被害をもたらしている要因 生物学的要因 在来モンシロチョウと異なり、幼虫は集団でアブラナ科の植物を食害する。
社会的要因 不明
特徴並びに近縁種、類似種 モンシロチョウによく似ているが、卵は数個から100個まとめて産卵し、幼虫は体長が40~50mmとモンシロチョウよりやや大きい。体色はモンシロチョウとは異なり頭部が黒色で灰色の斑紋があり、胴部は青緑色で大小の黒斑がある(*1)。
対策 不明
その他の関連情報 特になし

写真・イラスト

備考

備考  

参考文献

参考文献 病害虫防除所(1997). 平成8年の発生にかんがみ注意すべき病害虫,北農,64(2):93-194.
(*1)梅谷・岡田編(2003). 日本農業害虫大事典,全国農村教育協会.
ECO-JAPAN;http://eco.nikkeibp.co.jp/style/eco/column/miyazaki/080613_chou/