シロツメクサ
  植物 ⁄ 国外外来種
シロツメクサ
科名 マメ科
種名(亜種名 シロツメクサ
学名 Trifolium repens L.
英名 White clover
異名 オランダウマゴヤシ、オランダゲンゲ、ホワイトクローバー
下位分類名  
カテゴリー 北海道 A2
環境省  
ワースト100   
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。
●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。

導入の経緯

原産地 ヨーロッパ、アフリカ、西アジア
導入年代 明治
初報告 1886年 札幌に帰化(帝国大学理科大学植物標品目録)
全国分布 北海道~沖縄
道内分布 全道各地
導入の原因 牧草として導入され、逸出

種の生物学的特性

生活史型 多年草
形態 6-20cm
開花時期 6-7月
生息環境 市街地、畑地、平地から山地の道端、荒地、牧草地など
特記事項 特になし

影響

被害の実態・おそれ 生態系にかかる影響 すでに全道に広く拡大しており、今後自然度の高い地域の植生に影響を与えるおそれがある。
農林水産業への影響 果樹園付近などではヨトウムシの発生による被害があるため注意が必要。
人の健康への影響 不明
被害をもたらしている要因 生物学的要因 全体無毛。茎は地表を這って節から発根し、よく分岐してマット状に広がる。ほぼ春から秋まで葉腋から葉柄よりやや長い花茎を出し、長さ1cmほどの白色の蝶形花を多数球形に着ける。
社会的要因 不明
特徴並びに近縁種、類似種 タチオランダゲンゲやツメクサダマシによく似ている。 タチオランダゲンゲはふつう花が淡紅色で花序は直立した茎の先につく。ツメクサダマシに比べると、本種は花序の基部に総苞片がないことで異なる。
対策 栽培管理下に置く。畑地に侵入した場合、実生は通常の体系除草。自然度の高い地域へ侵入が確認された場合は、積極的な除去対策が望まれる。
その他の関連情報 オオシロツメクサ、クロバツメクサ、モモイロシロツメクサなどの変種・品種報告あり。主力牧草として利用される。

写真・イラスト

備考

備考 全道に広く拡大している。

参考文献

参考文献 五十嵐博(2001)北海道帰化植物便覧.p.66.
伊藤浩司・日野間彰・中井秀樹(1994)北海道高等植物目録Ⅲ.p.271.
長田武正(1972)日本帰化植物図鑑.p.124.北隆館.
長田武正(1976)原色日本帰化植物図鑑.p.224.保育社.
清水矩宏・森田弘彦・廣田伸七(2001)日本帰化植物写真図鑑.p.151.全農協.
清水建美 編(2003)日本の帰化植物.p.120.平凡社
滝田謙譲(2001)北海道植物図譜.p.508.
環境省HP自然環境局要注意外来生物リストより引用
日本の外来生物 平凡社より引用
日本の帰化植物 平凡社より引用