オウトウナメクジハバチ
  昆虫 ⁄ 国外外来種
オウトウナメクジハバチ
目名 膜翅目
科名 ハバチ科
種名(亜種名 オウトウナメクジハバチ
学名 Caliroa cerasi
カテゴリー 北海道 C
環境省  
ワースト100   
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。
●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。

導入の経緯

原産地 ヨーロッパ
導入年代 1924年に福島県で報告あり。
初報告 北海道では1937年
全国分布 本州
道内分布 ほぼ全域 
導入の原因 不明

種の生物学的特性

生活史型 完全変態
形態 体長 老熟幼虫:約20mmで表面は「がいとう膜」とよばれる黒~茶のゼリー状物質で覆われており、ナメクジ様を呈する。成虫は約4mmだが、形態変化が激しい。バラ科の果樹の葉を食害する(*1)。
繁殖形態 年2~3世代で発生。6月中~下旬に成虫が現われ、葉の上面の組織内に1粒ずつ産卵する。孵化した幼虫は葉の上面の葉肉を食べて成長し,老熟する土中で繭をつくり蛹になる。第2回目の成虫は7月下旬、8 月上旬に現われる(*1)。
生息環境 不明
特記事項 発生は長続きせず、通常は防除対象にならない。

影響

被害の実態・おそれ 生態系にかかる影響 不明
農林水産業への影響 サクラ類、モモ、ナシなどバラ科果樹への食害
人の健康への影響 不明
被害をもたらしている要因 生物学的要因 不明
社会的要因 不明
特徴並びに近縁種、類似種 不明
対策 不明
その他の関連情報 特になし

写真・イラスト

備考

備考  

参考文献

参考文献 梅谷・岡田編(2003). 日本農業害虫大事典,全国農村教育協会.
(*1)北海道の樹木や木材の害虫リスト;http://www.hfri.pref.hokkaido.jp/konchu/data/hachi/habachi/otoname/kaisetu.htm