オイカワ
  魚類 ⁄ 国内外来種
オイカワ
目名 コイ目
科名 コイ科
種名(亜種名 オイカワ
学名 Zacco platypus
地方名 ハヤ、ハエ、ハイ(各地・混称)
カテゴリー 北海道 B
環境省  
ワースト100   
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。
●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。

導入の経緯

原産地 日本(本州(関東以西の太平洋岸)、四国、九州)、朝鮮半島、中国東南部
導入年代 不明
初報告 1993(*1)
全国分布 全国各地の河川
道内分布 厚沢部川
導入の原因 アユの種苗放流に混入して移入されたと推定される。

種の生物学的特性

生活史型 淡水型
形態 全長15cmに達する。オスの方がメスより大きい。尻鰭が大きく、オスは尾鰭基底部に先端が届くほどである。産卵期にはオスは青地にオレンジ色の美しい婚姻色となり、吻部には追星ができる。食性は草食性の強い雑食性で、藻類や水草、水生昆虫や水面に落ちた小昆虫、小型甲殻類などを食べる(*2)。
繁殖形態 本州では5~8月に平瀬の砂礫底に産卵する。卵は弱い粘着性を持つ。
生息環境 河川の中流部からやや下流の平瀬を好む。
特記事項 特になし

影響

被害の実態・おそれ 生態系にかかる影響 不明
農林水産業への影響 不明
人の健康への影響 不明
被害をもたらしている要因 生物学的要因 不明
社会的要因 不明
特徴並びに近縁種、類似種 カワムツやヌマムツに似るが、各ひれがより大きく広がってみえる。ハスの若魚にもよく似るが、ハスは横から見ると口が大きく、唇が「へ」の字に曲がっているので区別できる。いずれも本道には分布しない。
対策 不明
その他の関連情報 特になし

写真・イラスト

備考

備考  

参考文献

参考文献 (*1)後藤晃・中野繁.1993.淡水魚類の分布と生態,pp.209-221, 生態学からみた北海道(東正剛・阿部永・辻井達一編),北海道大学図書刊行会,札幌.
環境省自然環境局生物多様性センター.2002.生物多様性調査動物分布調査・淡水魚類報告書.545p.
宮地伝三郎・川那部浩哉・水野信彦.1976.原色日本淡水魚類図鑑 全改訂新版.462p.保育社,大阪.
中村守純.1969.日本のコイ科魚類.455p.資源科学研究所,東京.
(*2)MAFF農村地域の水辺の生き物「オイカワ」;http://www.maff.go.jp/nouson/mizu_midori/frame/116f.html