哺乳類 ⁄ 国外外来種 | ||||
ハリネズミ科(エリナケウス属)の全種 | ||||
目名 | ハリネズミ形目 | |||
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科名 | ハリネズミ科 | |||
種名(亜種名*) | ハリネズミ科(エリナケウス属)の全種 | |||
学名 | Erinaceidae | |||
カテゴリー | 北海道 | h | ||
環境省 | 特定外来生物 | |||
ワースト100 | ||||
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。 ●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。 |
原産地 | ヨーロッパにナミハリネズミ(E. europaeus) 東ヨーロッパから中央アジアにヒトイロハリネズミ(E.concolor) 中国周辺にアムールハリネズミ(マンシュウハリネズミ)(E. amurensis)が分布する |
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導入年代 | 不明 |
初報告 | 不明 |
全国分布 | 静岡県、神奈川県でアムールハリネズミが定着、岩手県・長野県・富山県・栃木県で目撃例・捕獲例がある。 |
道内分布 | 不明 |
導入の原因 | ペットの逸走等 |
生活史型 | 夜行性で寒冷期には冬眠し、草などで巣を作る |
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形態 | 頭胴長23cm~37cm、尾長3~4cm、体重500~900g。顔面、四脚、原面は灰褐色や茶色。背面は2~3cmほどの針状毛で覆われている。針状毛は、ほぼ白色のものと黒褐色の帯があるものとがある。地表を徘徊し、ミミズ、昆虫類、陸産貝類、カエル類、トカゲ類、ヘビ類等の地表性小動物、鳥類の卵やひななどを捕食する。果実も食べる。 |
繁殖形態 | 年1~2回出産し、 繁殖期は5月~9月。一度に3~6頭の子を産む。 |
生息環境 | 草地、林縁、農地、畑、果樹園、公園、湿地などに生息し、森林でも見られる。 |
特記事項 | 特になし |
被害の実態・おそれ | 生態系にかかる影響 | 鳥類の卵・雛、又は昆虫類等を捕食する。国内には地表を徘徊する肉食哺乳類が少ないために、昆虫類等を捕食することによる直接的、間接的な影響は大きいと考えられ、海外ではチドリ亜目(Cahadrii)などの鳥類を捕食するなど、特に地上で繁殖する鳥類に対しての影響が報告されている。 |
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農林水産業への影響 | 不明 | |
人の健康への影響 | 不明 | |
被害をもたらしている要因 | 生物学的要因 | 不明 |
社会的要因 | 不明 | |
特徴並びに近縁種、類似種 | ハリネズミ科24種のうちAtelerix属(アフリカハリネズミ)が多く流通しており、特に後ろ足の第1指が退化し4本であることから容易に識別できるヨツユビハリネズミ(A. albiventris)が国内で多く流通している。 | |
対策 | 分布域が拡がる前に早急に捕獲することが望ましい。夜間、懐中電灯などで照らして個体を発見すれば、動きが鈍く手で捕獲することが可能である。 | |
その他の関連情報 | 日本語ではネズミと付くが、実際はモグラに近い。ミミズなどを捕食する。イギリスでは生垣の下に生息していることが多く、そのため英語名はHedgehog(生垣のブタ)となっている。 |
備考 | 国内には既に多種のハリネズミが流通している。 ヨーロッパ原産、アジア原産のハリネズミは、日本の冬にも対応が可能である。アフリカ産種であっても亜熱帯地域などでは十分に定着できる可能性がある。 アフリカハリネズミ属全種、オオミミハリネズミ属全種、ヨツユビハリネズミは未判定外来種とする。 |
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参考文献 | 国立環境研究所 侵入生物DB http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/10010.html 環境省 自然環境局 特定外来生物等一覧http://www.env.go.jp/nature/intro/1outline/list/#ho 監修:多紀保彦 編集:財団法人自然環境研究センター 2008年 日本の外来生物 46pp 平凡社 |
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