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  昆虫 ⁄ 国外外来種
ケチビコフキゾウムシ
目名 鞘翅目
科名 ゾウムシ科
種名(亜種名 ケチビコフキゾウムシ
学名 Sitona hispidulus
カテゴリー 北海道 A3
環境省  
ワースト100   
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。
●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。

導入の経緯

原産地 ヨーロッパ原産で、後に北アメリカに侵入
導入年代 1954年、北海道が国内初記録
初報告 1954年
全国分布 北海道、本州、九州
道内分布 奥尻島を含むほぼ全域
導入の原因 シロツメクサなどマメ科草本の導入と共に侵入したと推察される。

種の生物学的特性

生活史型 完全変態
形態 体長3.5-4.5mm。上翅に直立する長い毛がある。胸部背面の点刻は粗く、その間に小さな点刻がある。シロツメクサなどのマメ科植物を食べる(*1,2)。
繁殖形態 不明
生息環境 芝地・牧草地などの草原環境
特記事項 マメ科外来植生を中心とする食害のため、在来生態系に影響はないとする知見もある(*2)。

影響

被害の実態・おそれ 生態系にかかる影響 在来ゾウムシとの競合と駆逐が懸念される。
農林水産業への影響 牧草の食害
人の健康への影響 不明
被害をもたらしている要因 生物学的要因 マメ科植物を食草として利用する在来ゾウムシは多く、競合対象となるため。
社会的要因 本道の牧草地には、シロツメクサなどマメ科草本が多く導入されているため。
特徴並びに近縁種、類似種 不明
対策 不明
その他の関連情報 特になし

写真・イラスト

備考

備考  

参考文献

参考文献 (*1)森本桂(1988). 日本へ侵入したゾウムシ類の見分け方と被害,農業研究,35(1):28-44.
(*2)外来種影響・対策研究会,2001年,河川における外来種対策に向けて,リバーフロント整備センター
日本産ゾウムシデータベース;http://kogane.wem.sfc.keio.ac.jp/jwdb/index.html