ホンビノスガイ
  昆虫以外の無脊椎動物 ⁄ 国外外来種
ホンビノスガイ
目名 マルスダレガイ目
科名 マルスダレガイ科
種名(亜種名 ホンビノスガイ
学名 Mercenaria mercenaria
地方名  
カテゴリー 北海道 h
環境省  
ワースト100   
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。
●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。

導入の経緯

原産地 北アメリカ大西洋岸
導入年代 不明
初報告 北海道では不明。国内では1998年に千葉県で確認された。
全国分布 東京湾
道内分布 不明
導入の原因 バラスト水や船体付着、食用個体の遺棄

種の生物学的特性

生活史型 2年で成熟、寿命は30年ともいわれる。
形態 殻長約100mm
繁殖形態 春から秋にかけて水中に抱卵放精。
生息環境 浅海域や砂泥中
特記事項 特になし

影響

被害の実態・おそれ 生態系にかかる影響 在来二枚貝と餌資源や生息場所を巡って競争しているおそれがある。底質の撹拌によって、アマモ類の生育に影響を及ぼすおそれがある。東北以北の浅海域に定着した場合、在来のビノスガイとの交雑が懸念される。
農林水産業への影響 不明
人の健康への影響 不明
被害をもたらしている要因 生物学的要因 水質汚濁や低酸素、幅広い塩分にも耐性がある。
社会的要因 不明
特徴並びに近縁種、類似種 海産または汽水産の二枚貝。在来ビノスガイに似る(ビノスガイは殻のふくらみがやや弱い)。
対策 不明
その他の関連情報 東京湾岸で大量に漁獲され、関東近郊で食用として利用されはじめている。

写真・イラスト

備考

備考  

参考文献

参考文献 黒住耐二・岡本正豊,2002. 近年,南関東に定着した移入貝類. 日本貝類学会平成14年度大会研究発表要旨集.
大谷道夫, 2004. 日本の海洋移入生物とその移入過程について. 日本ベントス学会誌, 59: 45-57.
自然環境研究センター, 2008. ホンビノスガイ. 日本の外来生物.