魚類 ⁄ 国外外来種 | ||||
シナノユキマス | ||||
目名 | サケ目 | |||
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科名 | サケ科 | |||
種名(亜種名*) | シナノユキマス | |||
学名 | Coregonus lavaretus maraena | |||
地方名 | キタノユキマス、コクチマス(いずれも愛称或いは商品名としての混称) | |||
カテゴリー | 北海道 | D | ||
環境省 | ||||
ワースト100 | ||||
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。 ●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。 |
原産地 | 北ヨーロッパ |
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導入年代 | 1975年 |
初報告 | 1981年 |
全国分布 | 長野県、秋田県の湖沼に生息するほか、福島県、愛媛県、山形県等で養殖されている。 |
道内分布 | 生田原町で養殖しているが、自然水域での分布の報告はない。 |
導入の原因 | 食料用 |
生活史型 | 淡水型 |
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形態 | 国内に生息するサケ科魚類の中では最も口が小さく、口裂は目の後縁に達しない。満3年で約40㎝に達する。自然下での食性は主にプランクトンだが、底生動物、小魚等も食べる(*1,2)。 |
繁殖形態 | 秋から冬に湖岸近くにの小石の間に産卵する。 |
生息環境 | 湖沼に棲み、水温が22~23℃以下の低水温を好む。 |
特記事項 | 北海道へ導入され現在養殖されているCoregonus属はC. lavaretus mareanaとC. peledの2種であるが、導入元の長野県では両種とも和名としてシナノユキマスを使用している。同属のC. lavaretus baeriは、1930年に大沼と洞爺湖にそれぞれ卵放流されたが、現在は生息していない。 |
被害の実態・おそれ | 生態系にかかる影響 | 不明 |
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農林水産業への影響 | 不明 | |
人の健康への影響 | 不明 | |
被害をもたらしている要因 | 生物学的要因 | 不明 |
社会的要因 | 不明 | |
特徴並びに近縁種、類似種 | コレゴヌス・ペレッドなどコレゴヌス属の種 | |
対策 | 不明 | |
その他の関連情報 | 特になし |
備考 |
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参考文献 | (*1).松沢陽士.et.al.2008.日本の外来魚ガイド66p.文一総合出版,東京 佐々木治雄. 2002.シナノユキマス.日本の淡水魚改訂版(川那部浩哉,水野信彦編),pp.232-233,山と渓谷社,東京. 新魚種の導入経過,pp.133-134,水産庁研究部資源課・水産庁養殖研究所,東京. 工藤 智. 1991.「シロマス」から「キタノユキマス」へ~新魚種名登場~.魚と水,(28),12-20. 環境省自然環境局生物多様性センター. 2002.生物多様性調査動物分布調査・淡水魚類報告書.545p 長野県水産試験場佐久支場. 1981.種苗生産研究(コレゴヌス)報告書,指定調査研究総合助成事業,長野県水産試験場佐久支場.pp.1-44. (*2)長野県水産試験場・シナノユキマス物語;http://www.pref.nagano.jp/xnousei/suishi/yukimasu/story.htm |
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