カミツレモドキ
  植物 ⁄ 国外外来種
カミツレモドキ
科名 キク科
種名(亜種名 カミツレモドキ
学名 Anthemis cotula L.
英名 Mayweed chamomile
異名 シロカミツレ
下位分類名  
カテゴリー 北海道 A3
環境省 要注意外来生物
ワースト100   
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。
●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。

導入の経緯

原産地 ヨーロッパ、北アフリカ、コーカサス、イラン、イラク
導入年代 戦後
初報告 原(1979)いぶり植物目録
全国分布 北海道~沖縄
道内分布 各地に点在
導入の原因 不明

種の生物学的特性

生活史型 一年草
形態 20-60㎝
開花時期 7-8月
生息環境 畑地、樹園地、牧草地、路傍、荒地、山地など
特記事項 寒帯~温帯に分布する。悪臭がある。両性花。虫媒花。痩果は、風、雨、動物、人間などにより伝播される。種子の寿命は30年との報告がある。

影響

被害の実態・おそれ 生態系にかかる影響 不明
農林水産業への影響 世界の温帯に広くみられる農耕地雑草である。穀物、野菜、牧草、芝生、果樹など様々な作物に雑草害を及ぼす。乳牛が菜食すると、牛乳に異臭がついてしまう。
人の健康への影響 人間の皮膚炎の原因になることがある。
被害をもたらしている要因 生物学的要因 不明
社会的要因 不明
特徴並びに近縁種、類似種 茎の毛の縮れ具合や茎の枝分かれの数などが異なるいくつかの型があるとされる。ローマカミツレ(アンセミス)属は世界に約80種ある。日本には自生種はない。キゾメカミツレ、ローマカミツレ、アレチカミツレ、コウヤカミツレなどの野生化が報告されている。
対策 侵入経路や分布拡大のメカニズムを把握し、効果的な防除方法や分布拡大の抑制策の検討が望まれる。既に各地で定着しているが、希少種等との競合・駆逐等のおそれがある場合には、積極的な防除または分布拡大の検討が望まれる。
その他の関連情報 特になし

写真・イラスト

備考

備考  

参考文献

参考文献 五十嵐博(2001)北海道帰化植物便覧.p.107-108.
伊藤浩司・日野間彰(1987)北海道高等植物目録Ⅳ.p.138.
長田武正(1972)日本帰化植物図鑑.p.5,37,38.北隆館
長田武正(1976)原色日本帰化植物図鑑.p.29.保育社
清水矩宏・森田弘彦・廣田伸七(2001)日本帰化植物写真図鑑.p.318.全農協
清水建美 編(2003)日本の帰化植物.p.218.平凡社
環境省HP自然環境局要注意外来生物リストより引用http://www.env.go.jp/nature/intro/1outline/caution/detail_sho.html#38
滝田謙譲(2001)北海道植物図譜.p.994.