植物 ⁄ 国外外来種 | ||||
ネバリノギク | ||||
科名 | キク科 | |||
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種名(亜種名*) | ネバリノギク | |||
学名 | Aster novae-angliae L. | |||
英名 | New england aster | |||
異名 | アメリカシオン | |||
下位分類名 | ||||
カテゴリー | 北海道 | A3 | ||
環境省 | 要注意外来生物 | |||
ワースト100 | 日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会) | |||
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。 ●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。 |
原産地 | 北アメリカ |
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導入年代 | 戦前 |
初報告 | 不明 |
全国分布 | 北海道~九州に点在 |
道内分布 | 各地に点在(胆振、日高に特に多い) |
導入の原因 | 観賞用に栽培され、逸出 |
生活史型 | 多年草 |
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形態 | 30-80㎝ |
開花時期 | 8-9月 |
生息環境 | 道端、荒地、山野など |
特記事項 | 頭状花。痩果をつける。 |
被害の実態・おそれ | 生態系にかかる影響 | 植生などへの影響、競合・駆逐の可能性 |
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農林水産業への影響 | 不明 | |
人の健康への影響 | 不明 | |
被害をもたらしている要因 | 生物学的要因 | 不明 |
社会的要因 | シオン属には、園芸品種を含む様々な種類が、観賞用等に流通、販売され観賞用に花壇で栽培されている。 | |
特徴並びに近縁種、類似種 | 近縁種のユウゼンギクと比べて毛が多く、腺毛があって粘り、全ての総苞片が著しく半曲することで区別される。また、ユウゼンギクの舌状花は青紫色だが、ネバリノギクは紅紫色である。花色に紫、青、赤、白、淡桃色などの変化がある。シオン属は世界で約400種が知られる。日本には約30種が自生する。本種以外に、ユウゼンギク、キダチコンギク、ホウキギク、ヒロハホウキギク、オオホウキギク(ナガエホウキギク)、チョウセンシオン(チョウセンヨメナ)などの野生化が報告されている。 | |
対策 | 栽培にあたっては、管理されている場所や施設以外に、逸出を起こさない適切な方法で行うことが重要である。関係業者や利用者は、責任を持って栽培し、栽培できなくなった場合は野外へ遺棄することなく、適切な処分を行うことが必要である。野生化により、在来種との競合・駆逐等のおそれがある場合には、防除の検討が望まれる。 | |
その他の関連情報 | 特になし |
備考 |
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参考文献 | 五十嵐博(2001)北海道帰化植物便覧.p.109-110. 伊藤浩司・日野間彰(1987)北海道高等植物目録Ⅳ.p.149. 長田武正(1972)日本帰化植物図鑑.p.6.北隆館 長田武正(1976)原色日本帰化植物図鑑.p.38.保育社 清水矩宏・森田弘彦・廣田伸七(2001)日本帰化植物写真図鑑.p.322.全農協. 清水建美 編(2003)日本の帰化植物.p.211.平凡社 環境省HP自然環境局要注意外来生物リストより引用http://www.env.go.jp/nature/intro/1outline/caution/detail_sho.html#15 滝田謙譲(2001)北海道植物図譜.p.934. |
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