昆虫 ⁄ 国外外来種 | ||||
イセリアカイガラムシ | ||||
目名 | 半翅目 | |||
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科名 | ワタフキカイガラムシ科 | |||
種名(亜種名*) | イセリアカイガラムシ | |||
学名 | Icerya purchasi | |||
カテゴリー | 北海道 | h | ||
環境省 | ||||
ワースト100 | ||||
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。 ●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。 |
原産地 | オーストラリア |
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導入年代 | 明治40年代(静岡県) |
初報告 | 不明 |
全国分布 | 関東以南の本州、四国、九州 |
道内分布 | 道内発生は未確認 |
導入の原因 | 苗木について侵入 |
生活史型 | 不完全変態 |
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形態 | 雌成虫は楕円形で、体長5mm内外、背面は隆起し全体暗橙赤色で黒斑があり、白いろう物質で覆われ、体の後方に白色の毛が生えている。成熟すると白い卵のうを形成する。卵のうを付けた成虫は尾端が上方へそり返り、烏帽子のような形をしている。卵は長円形で橙色を呈する。雄成虫は通常見られる雌成虫とはまったく異なる形態をしており、ハエ目に含まれる昆虫のような外見をしている。食性は、柑橘類を中心に多くの樹木類を加害する広食性で、寄宿主は300種を超えるという。 |
繁殖形態 | 生殖は多くの場合、単為生殖である。発生は年2~3回。越冬幼虫が4月~5月に成虫となり、卵のうを作り産卵する。第1世代幼虫の発生は5月~7月で40~50日の幼虫期を経て成虫となり、産卵を開始する。第2世代は、7月~11月に発生し、8月中旬頃が幼虫最盛期となる。一部第3世代が発生するが、これらは若齢幼虫で越冬する。 孵化したばかりの幼虫は若葉や緑枝に多く寄生しているが、生長するにしたがって枝幹部に移動し、3齢幼虫を経て成虫になる。 |
生息環境 | 果樹園など |
特記事項 | 特になし |
被害の実態・おそれ | 生態系にかかる影響 | 不明 |
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農林水産業への影響 | 寄生による果実の商品価値低下 | |
人の健康への影響 | 不明 | |
被害をもたらしている要因 | 生物学的要因 | 不明 |
社会的要因 | 不明 | |
特徴並びに近縁種、類似種 | 不明 | |
対策 | 天敵防除として、オーストラリア原産のベダリアテントウの放飼が、世界各地で行われた。その結果、国内では現在は殆ど発生していない。 | |
その他の関連情報 | 特になし |
備考 |
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参考文献 | 河合省三(1980). 日本原色カイガラムシ図鑑,全国農村教育協会. 梅谷・岡田編(2003). 日本農業害虫大事典,全国農村教育協会. |
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