植物 ⁄ 国外外来種 | ||||
オオオナモミ | ||||
科名 | キク科 | |||
---|---|---|---|---|
種名(亜種名*) | オオオナモミ | |||
学名 | Xanthium occidentale Bertol. | |||
英名 | Oriental cocklebur | |||
異名 | ||||
下位分類名 | ||||
カテゴリー | 北海道 | A3 | ||
環境省 | 要注意外来生物 | |||
ワースト100 | 日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会) | |||
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。 ●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。 |
原産地 | メキシコ |
---|---|
導入年代 | 戦後 |
初報告 | 不明 |
全国分布 | 北海道~九州 |
道内分布 | 石狩、網走支庁 |
導入の原因 | 作物種子などに混入 |
生活史型 | 一年草 |
---|---|
形態 | 50-200㎝ |
開花時期 | 9-12月 |
生息環境 | 畑地、樹園地、牧草地、空地、河川敷、畑地、路傍、荒地など |
特記事項 | 温帯~熱帯に分布する。頭状花。雌雄同株。痩果は、果苞の棘で動物や人に付着して運ばれる他、風、雨により伝播される。1個体当たりの種子生産量は1,000個程度との報告がある。 |
被害の実態・おそれ | 生態系にかかる影響 | 史前帰化植物のオナモミの他、在来種と競合し、駆逐するおそれがある。 |
---|---|---|
農林水産業への影響 | 世界的に見られる農耕地雑草の一つで、畑作物、牧草などに雑草害を及ぼす。有毒成分を含むため、家畜の採食を低下させたり中毒を引き起こす。総苞の棘の付着で羊毛の品質が低下することも問題になっている。 | |
人の健康への影響 | 不明 | |
被害をもたらしている要因 | 生物学的要因 | 干上がった池底に群生することもある。乾いた肥沃なところに生えるが、土壌条件に対する適応性が大きい。アレロパシー作用があるとされる。 |
社会的要因 | 不明 | |
特徴並びに近縁種、類似種 | 果実の大きさや形はかなり多型で、オオオナモミとするものに複数種が含まれている可能性がある。オナモミ属は世界で約25種が知られる。日本に自生種はない。 | |
対策 | 侵入経路や分布拡大のメカニズムを把握し、効果的な防除方法や分布拡大の抑制策の検討が望まれる。 | |
その他の関連情報 | 特になし |
備考 |
---|
参考文献 | 五十嵐博(2001)北海道帰化植物便覧.p.136. 長田武正(1972)日本帰化植物図鑑.p.46.北隆館 長田武正(1976)原色日本帰化植物図鑑.p.85.保育社 清水矩宏・森田弘彦・廣田伸七(2001)日本帰化植物写真図鑑.p.399.全農協. 清水建美 編(2003)日本の帰化植物.p.207.平凡社 環境省HP自然環境局要注意外来生物リストより引用http://www.env.go.jp/nature/intro/1outline/caution/detail_sho.html#41 |
---|