昆虫 ⁄ 国内外来種 | ||||
カラマツミキモグリガ | ||||
目名 | 鱗翅目 | |||
---|---|---|---|---|
科名 | ハマキガ科 | |||
種名(亜種名*) | カラマツミキモグリガ | |||
学名 | Cidia laricicolana | |||
カテゴリー | 北海道 | A3 | ||
環境省 | ||||
ワースト100 | ||||
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。 ●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。 |
原産地 | 極東 |
---|---|
導入年代 | 1960年代 |
初報告 | 1967年 |
全国分布 | 北海道 |
道内分布 | 道南を除く全域でまれに記録がある(*1,2)。 |
導入の原因 | 不明 |
生活史型 | 完全変態 |
---|---|
形態 | 植食性(樹皮食) 幼虫は樹皮下に潜り、形成層付近を蛇行状に食害する。成虫:開張11 ㎜内外。前翅は内方1/4 が淡灰褐色、外方1/2 が灰褐色。この2つの領域の間を外方に角をなす灰白鉛色の太い横帯が占める。肛上紋は鉛色2横条とその間にはさまれる3-4本の黒短線からなる。後翅は淡灰褐色。 |
繁殖形態 | 年1世代。幼虫で越冬する。翌春終齢に達し、5月下旬-6月上旬に加害部付近で、虫糞をつづって繭を作り、その中で蛹化する。成虫は6月下旬-7月上旬に出現する。 |
生息環境 | 10年生前後のカラマツ幼齢木に局地的に多発する。 |
特記事項 | 宿主(カラマツ属)が国内外来種 |
被害の実態・おそれ | 生態系にかかる影響 | 不明 |
---|---|---|
農林水産業への影響 | カラマツ植林への食害 | |
人の健康への影響 | 不明 | |
被害をもたらしている要因 | 生物学的要因 | 不明 |
社会的要因 | 宿主となるカラマツは、本道に広く植栽されているため。 | |
特徴並びに近縁種、類似種 | 不明 | |
対策 | 不明 | |
その他の関連情報 | 特になし |
備考 |
---|
参考文献 | (*1)館山一郎・奥俊夫(1967). 本邦におけるカラマツミキモグリガの発生および幼虫の形態,Kontyu,35:17-21. (*2)鈴木重孝・駒井古実(1984). 北海道における針葉樹を摂食する小蛾類,北海道林業試験場研究報告,22:85-129. |
---|