![]() |
昆虫 ⁄ 国内外来種 | |||
| カラマツキハラハバチ | ||||
| 目名 | 膜翅目 | |||
|---|---|---|---|---|
| 科名 | ハバチ科 | |||
| 種名(亜種名*) | カラマツキハラハバチ | |||
| 学名 | Pristiphora takagii | |||
| カテゴリー | 北海道 | A3 | ||
| 環境省 | ||||
| ワースト100 | ||||
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。 ●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。 |
||||
| 原産地 | 日本(本州) |
|---|---|
| 導入年代 | 1970年代 |
| 初報告 | 1977年 |
| 全国分布 | 北海道、本州 |
| 道内分布 | ほぼ全域 |
| 導入の原因 | 侵入経路不明 |
| 生活史型 | 完全変態 |
|---|---|
| 形態 | 幼虫の体長は約13mm。体は緑色。頭部は茶色から黄褐色で、成長するとてっぺんに暗い縞が現れる。成虫の体長は約8mm。植食性(食葉性)で、カラマツ属を食害する(*1)。 |
| 繁殖形態 | 年1回発生。成虫は5~7月に出現。5月中下旬に出現するタイプと6月下旬~7月上旬に出現するタイプがある。雌成虫は長枝葉の裏側に1個ずつ産卵する。幼虫は6~7月に長枝葉を食べて成長する。早いものは6月に、遅いものは8月に地上に降りて落葉中で焦げ茶色の繭を作り、その中で越冬する(*1)。 |
| 生息環境 | カラマツ林 |
| 特記事項 | 宿主(カラマツ属)が国内外来種 |
| 被害の実態・おそれ | 生態系にかかる影響 | 不明 |
|---|---|---|
| 農林水産業への影響 | カラマツ植林への食害 | |
| 人の健康への影響 | 不明 | |
| 被害をもたらしている要因 | 生物学的要因 | 不明 |
| 社会的要因 | 道内には、カラマツが広く導入されている。 | |
| 特徴並びに近縁種、類似種 | 近縁のニセカラマツキハラハバチは、幼虫の頭頂の縦縞前方に三角形の斑紋がある(*1)。 | |
| 対策 | 特に行われていない(*1)。 | |
| その他の関連情報 | 特になし | |
| 備考 |
|---|
| 参考文献 | 山口博昭・小泉力(1977). 昭和51年度に発生した森林害虫,北方林業,77:160-164. 原秀穂(1994). カラマツキハラハバチ,小林富士雄・竹谷昭彦編,森林昆虫:344-345,養賢堂,東京. (*1)北海道の樹木や木材の害虫リスト;http://www.hfri.pref.hokkaido.jp/konchu/gaichu.htm |
|---|