クマネズミ
  哺乳類 ⁄ 国外外来種
クマネズミ
目名 ネズミ目
科名 ネズミ科
種名(亜種名 クマネズミ
学名 Rattus norvegicus
カテゴリー 北海道 A3
環境省  
ワースト100  世界の侵略的外来種ワースト100(IUCN)
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。
●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。

導入の経緯

原産地 東南アジア
導入年代 不明
初報告 不明
全国分布 全国各地
道内分布 札幌を除く全道
導入の原因 紛れ込み

種の生物学的特性

生活史型 メスで体重90g程度で性成熟に達する。寿命は1~2年間
形態 頭胴長15~24cm、尾長15~26cm、体重150~200gで、尾長は頭胴長よりやや長い。耳は大きく、前に倒すと目に達する。雑食性だが、種実を多く摂食し、動物質は比較的少ない。
繁殖形態 妊娠期間21日、産子数は4頭~6頭
生息環境 ビルや天井裏など乾燥した高所に生息
特記事項 特になし

影響

被害の実態・おそれ 生態系にかかる影響 不明
農林水産業への影響 食品汚染、異物混入の原因。飼料の食害、鶏舎での卵・鶏の食害等
人の健康への影響 糞や尿などの排泄物により、レプトスピラ症やサルモネラ菌の食中毒を起こす。
被害をもたらしている要因 生物学的要因 ビルや天井裏など比較的乾燥した高所に生活し、高さと幅が10cm位の空間が好まれる傾向がある。
社会的要因 ガス管や電線をかじり、停電や火事の原因を作る。
特徴並びに近縁種、類似種 不明
対策 駆除手法が普及している。
その他の関連情報 札幌では1980年代に消滅

写真・イラスト

備考

備考  

参考文献

参考文献 阿部永ほか (1994) 、日本の哺乳類:東海大学出版会
野生生物保護対策検討会移入種問題分科会 (2002)、移入種(外来種)への対応方針について
池田透 (1998) 「移入哺乳類の現状と対策」、遺伝 52巻5号37-41頁
矢部辰男 (2002) 「クマネズミ」、外来種ハンドブック:地人書館 68頁
哺乳類保護管理専門委員会 (1999) 「移入哺乳類への緊急対策に関する大会決議」、哺乳類科学 39巻1号115-129頁