ネコ
  哺乳類 ⁄ 国内外来種
ネコ
目名 ネコ目
科名 ネコ科
種名(亜種名 ネコ
学名 Felis catus
カテゴリー 北海道 A3
環境省  
ワースト100 日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会) / 世界の侵略的外来種ワースト100(IUCN)
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。
●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。

導入の経緯

原産地 ペットとして世界中に分布
導入年代 不明
初報告 不明
全国分布 全国各地
道内分布 全道各地
導入の原因 飼育個体の逃亡・遺棄

種の生物学的特性

生活史型 オスは3~4歳で母親のグループから出て行く
形態 イエネコとほぼ同じ形質を持つ。ネズミ類を主体とする肉食であるが、人間の残飯にも依存
繁殖形態 ノネコは不明であるが、野良ネコは交尾期は1~3月、妊娠期間は61~70日。産子数は4~5子であるが、14子の例もある。
生息環境 人家周辺から森林まで 広範囲
特記事項 ノラネコは基本的には単独性であるが、餌が大量にある場合には餌場グループを形成

影響

被害の実態・おそれ 生態系にかかる影響 在来小動物の捕食。中には希少動物も含まれる可能性もある。
農林水産業への影響 不明
人の健康への影響 繁殖期の騒音、皮屑や抜け毛がアレルゲンとなるアレルギー被害。伝染病や寄生虫の感染も考えられる。
被害をもたらしている要因 生物学的要因 旺盛な繁殖力のため、異常繁殖を引き起こす。
社会的要因 ペットの逸走。飼い主の飼育放棄
特徴並びに近縁種、類似種 不明
対策 ノネコは狩猟獣に指定しているが、実質的な対策は無い。 ペットの放逐をしないように普及啓蒙
その他の関連情報 特になし

写真・イラスト

備考

備考  

参考文献

参考文献 阿部永 (1994) 「北海道の帰化動物」、北海道の自然と生物 9巻1-9頁
阿部永ほか (1994) 、日本の哺乳類:東海大学出版会
野生生物保護対策検討会移入種問題分科会 (2002)、移入種(外来種)への対応方針について
池田透 (1998) 「移入哺乳類の現状と対策」、遺伝 52巻5号37-41頁
自然環境研究センター (1998)、野生化哺乳類実態調査報告書
哺乳類保護管理専門委員会 (1999) 「移入哺乳類への緊急対策に関する大会決議」、哺乳類科学 39巻1号115-129頁