イエコウモリ
  哺乳類 ⁄ 国内外来種
イエコウモリ
目名 コウモリ目
科名 ヒナコウモリ科
種名(亜種名 イエコウモリ
学名 Pipistrellus abramus
カテゴリー 北海道 h
環境省  
ワースト100   
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。
●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。

導入の経緯

原産地 日本(本州、四国、九州、対馬、奄美大島)、シベリア東部からベトナム、台湾、韓国
導入年代 1954年に札幌で死体が拾われ、その後情報は途絶えたが、2001年に飛翔が確認され、2002年に捕獲個体から繁殖が確認された(*1)。
初報告 2003年(*1)
全国分布 野生化情報は不明
道内分布 不明
導入の原因 貨物に紛れて侵入したか、あるいは自力で飛翔の可能性も有り 。

種の生物学的特性

生活史型 生後約30日で親とほぼ同じ大きさになり飛翔する。秋には交尾可能となり、満1歳で出産。寿命はメスで5年、オスで3年。数~数十頭の集団を作る。
形態 前腕長30~37mm、頭胴長41~60mm、尾長29~45mm、体重5~10g。体毛は黒褐色、暗灰褐色。 飛翔している昆虫類を補食する。
繁殖形態 秋に交尾を行うが、排卵・受精は冬眠覚醒後の春。出産は7月上旬で、1腹産子数は1~4子(平均2.3子)
生息環境 都市近郊に多く見られ、山間部や森林内には生息しない。昼間のねぐらは家屋を利用する。
特記事項 特になし

影響

被害の実態・おそれ 生態系にかかる影響 在来種との交雑が懸念される。
農林水産業への影響 不明
人の健康への影響 不明
被害をもたらしている要因 生物学的要因 不明
社会的要因 不明
特徴並びに近縁種、類似種 不明
対策 不明
その他の関連情報 特になし

写真・イラスト

備考

備考 平成15年のペットショップ販売動物調査によって販売を確認

参考文献

参考文献 (*1)福井大ほか (2003) 「北海道におけるアブラコウモリ Pipistellus abramus の初記録」、哺乳類科学 43巻1号39-43頁