カワラバトまたはドバト
  鳥類 ⁄ 国外外来種
カワラバトまたはドバト
目名 ハト目
科名 ハト科
種名(亜種名 カワラバトまたはドバト
学名 Columba livia
カテゴリー 北海道 A3
環境省  
ワースト100 日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会) 
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。
●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。

導入の経緯

原産地 原種は、イギリス諸島、ヨーロッパ南部、アフリカ北部、中近東、中央アジア、中国西部の温帯、熱帯に分布繁殖(*1,3,4)。砂漠、半砂漠、岩壁のある海岸に棲む(*1)。14亜種がある(*1,4)。
導入年代 道内の移入年代は不明である。日本への移入は、大和・飛鳥時代までさかのぼると考えられている(*5)。
初報告 不明
全国分布 ドバトは、北海道、本州、佐渡、四国、九州、奄美諸島、琉球諸島に分布繁殖(*3,4)
道内分布 ドバトは、道内全域に分布繁殖
導入の原因 カワラバトから作り出された家禽が野生化(*2,3,4,5)

種の生物学的特性

生活史型 留鳥(*2,3,4)
形態 全長33㎝。ドバトの羽色には変異が多いが、原種に近いものは全体に灰青色で、後頸は光沢のある緑色と紫色。腰は白い。翼に2本の黒帯があり、尾羽先端も黒い。くちばしは灰褐色、虹彩と足は赤い(*3)。
繁殖形態 原種は、岩壁のくぼみや割れ目に細根などで粗雑な皿形の巣を作り、2卵を産む。主に雌が抱卵。一年に数回繁殖する(*1)。ドバトは、建築物など人工物に営巣。
生息環境 ドバトは、平地から山地の農耕地や市街地に生息する(*2,3,4)。駅前や公園など人の多いところや給餌が行われているところ、飼料工場周辺、家畜舎周辺に多い(*2)。
特記事項 特になし

影響

被害の実態・おそれ 生態系にかかる影響 在来種への病気・寄生虫の媒介、土壌・環境攪乱の懸念がある。
農林水産業への影響 不明
人の健康への影響 糞による衛生上の害から、人身・健康被害、生活被害がある。また糞により建物を汚すなど害がある。
被害をもたらしている要因 生物学的要因 定着性が高い、年に複数回産卵するなど繁殖能力が高い。
社会的要因 公園での餌付けなどにより、十分な餌が供給されている。
特徴並びに近縁種、類似種 原種カワラバトに近いものは全体に灰青色で、後頸は光沢のある緑色と紫色。
対策 都市公園などにおける給餌の規制や営巣地の管理などが必要である。
その他の関連情報 家禽は、世界中に移入されている(*4)。

写真・イラスト

  酪農大吉田研究室 提供   酪農大吉田研究室 提供  

備考

備考  

参考文献

参考文献 (*1)動物大百科第8巻鳥類Ⅱ.1986.平凡社.
(*2)藤巻裕蔵.2000.北海道鳥類目録改訂2版.帯広畜産大学野生動物管理学研究室. 
(*3)五百沢日丸・山形則男・吉野俊幸.2000.日本の鳥550 山野の鳥.文一総合出版.
(*4)日本鳥類目録編集委員会.2000.日本鳥類目録改訂第6版.日本鳥学会.
(*5)山階鳥類研究所.1979.ドバト害防除に関する基礎的研究.山階鳥類研究所.