アメリカシロヒトリ
  昆虫 ⁄ 国外外来種
アメリカシロヒトリ
目名 鱗翅目
科名 ヒトリガ科
種名(亜種名 アメリカシロヒトリ
学名 Hyphantria cunea
カテゴリー 北海道 A3
環境省  
ワースト100 日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会) 
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。
●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。

導入の経緯

原産地 アメリカ合衆国
導入年代 2000年
初報告 2000年函館で発見(新聞報道)
全国分布 全国
道内分布 ほぼ全域
導入の原因 1945年第二次大戦終了直後に東京で最初に発見後、本州以南に広がり、その後本州から本道にも侵入

種の生物学的特性

生活史型 完全変態
形態 体長は、蛹で約1.5㎝、幼虫で約3㎝、成虫(蛾)になると約1㎝だが翅を広げると約3㎝になる。雄の触角は櫛歯状、雌は歯牙状である。後脚の脛節は1対しかない。全体的に白色で、前翅に灰黒色の斑紋があるが、無紋型も見受けられる。植食性で食性は広く、原産地を含め600種以上の植物が対象。
繁殖形態 一般に年2化、本州では年3化に変化、蛹で越冬、300~800の卵を産み若齢幼虫は糸で巣を作り集団生活をする。
生息環境 主として市街地の街路樹・庭園樹
特記事項 特になし

影響

被害の実態・おそれ 生態系にかかる影響 不明
農林水産業への影響 大発生すると街路樹や公園の樹木を丸坊主にすることもある。
人の健康への影響 毛虫は人体に対して無害といわれている。
被害をもたらしている要因 生物学的要因 幼虫が広食性であるため、ニッチとして利用できる食性が多く、分布域を拡大した。
社会的要因 不明
特徴並びに近縁種、類似種 日本には同属種が生息していない。
対策 防除には合成フェロモンを用いた雌雄の交信撹乱が行われている。
その他の関連情報 特になし

写真・イラスト

備考

備考  

参考文献

参考文献 国立環境研究所(侵入生物データベース)http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/60010.html