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  昆虫 ⁄ 不明
クロゴキブリ
目名 網翅目
科名 ゴキブリ科
種名(亜種名 クロゴキブリ
学名 Periplaneta fuliginosa
カテゴリー 北海道 K
環境省  
ワースト100   
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。
●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。

導入の経緯

原産地 不明
導入年代 不明
初報告 1989年
全国分布 全国
道内分布 札幌市内の植物園およびデパート内温室、虻田町内の温泉ホテルジャングル風呂で採集記録あり。
導入の原因 不明

種の生物学的特性

生活史型 不完全変態
形態 体長30~40mm全体に黒褐色で、脂ぎった光沢がある。 前後翅とも長くて腹端を覆う。若齢幼虫は黒褐色で、背面に白色の横帯がある、雑食性(*1)。
繁殖形態 成長速度は環境条件によって著しく異なる。9~12回の脱皮を繰り返して、1~2年をかけて成長する。 成虫の寿命は4~5ヶ月、羽化後2~3週間で最初の卵鞘形成が行われ、以後7~10日ごと、生涯に17個前後の卵鞘を産む。卵鞘は黒褐色で、中に20~30卵入っている。単為生殖が可能である(*1)。
生息環境 共同住宅内など
特記事項 特になし

影響

被害の実態・おそれ 生態系にかかる影響 不明
農林水産業への影響 不明
人の健康への影響 不潔で嫌悪感を与えるほか、食中毒菌をはじめ各種の病原微生物を体表面や脚、排泄物などを通じて伝播する。また食品に迷入して混入事故となったり、電気機器類に侵入した場合には故障を引き起こす。排泄された糞は染みとなり、ゴキブリの中でも特に本種の糞汚染がもっとも被害が大きい。古書などが食害されることもある。一般に、ゴキブリの死骸や糞は、吸い込むとアレルギー性喘息などの原因になる(*1)。
被害をもたらしている要因 生物学的要因 不明
社会的要因 暖房の普及に伴って分布が拡大。
特徴並びに近縁種、類似種 ウルシゴキブリ
対策 駆除手法が普及している。
その他の関連情報 特になし

写真・イラスト

備考

備考  

参考文献

参考文献 浦口宏二・高橋健一・服部畦作・藤村忠明(1989). 北海道における温室内のゴキブリ発生例について,衛生動物,40(2):148.
(*1)イカリ消毒(株);http://www.ikari.jp/gaicyu/02010d.html