カラマツヒラタハバチ
  昆虫 ⁄ 国内外来種
カラマツヒラタハバチ
目名 膜翅目
科名 ヒラタハバチ科
種名(亜種名 カラマツヒラタハバチ
学名 Cephalcia koebelei
カテゴリー 北海道 A3
環境省  
ワースト100   
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。
●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。

導入の経緯

原産地 日本(本州)
導入年代 1994年
初報告 1995年
全国分布 北海道、本州
道内分布 ほぼ全域
導入の原因 侵入経路不明

種の生物学的特性

生活史型 完全変態
形態 幼虫は細長い円筒形、腹脚がなく、触覚がヒゲ状、尾端の左右に1本ずつ突起があるのが特徴。成長すると、体長15mm前後になる。体は灰緑色。老熟すると暗い緑色になる。成虫は体長10mm前後。体は黒く、黄色の斑紋がある。翅は透明。前翅には緑紋から後方に向かう薄暗い細い縞がたいていある。卵は俵形、灰色がかった緑色、長さは2mm弱。植食性(食葉性)でカラマツ属を食害(*1)。
繁殖形態 年1回発生。札幌市では成虫は5月下旬~6月中旬に見られる。雌成虫は卵を輪生葉に1個ずつ産み付ける。卵は10日ほどで孵化する。幼虫は6月中旬頃からあらわれ、糞で糸を綴りトンネル状の巣を作って葉を食害する。食害は7月下旬ごろまで続き、十分成長した老齢幼虫は地面に降り、土に潜って丸い部屋を作る。この中で秋に前蛹になり越冬、翌春蛹化。次いで羽化する(*1)。
生息環境 カラマツ林
特記事項 1990年代に大発生したが、寄生性天敵の働き等により大発生は5年ほどで終わった。なお、食害によるカラマツの枯死は観察されていない(*1)。

影響

被害の実態・おそれ 生態系にかかる影響 不明
農林水産業への影響 カラマツ植林への食害
人の健康への影響 不明
被害をもたらしている要因 生物学的要因 不明
社会的要因 道内には、カラマツが広く導入されている。
特徴並びに近縁種、類似種 ニホンカラマツヒラタハバチとニホンアカズヒラタハバチに酷似するが、体や前翅の斑紋の有無などで判別可能(*1)。
対策 不明
その他の関連情報 特になし

写真・イラスト

備考

備考  

参考文献

参考文献 福山研二・前藤薫・東浦康友・原秀穂(1995). 1994年に北海道で発生した森林昆虫,北方林業,47:166-169.
前藤薫・福山研二(1996). カラマツを食べるヒラタハバチに注意,森林保護,251:6-7.
Shinohara, A. (1997). Web-spinning sawflies (Hymenoptera, Pamphiliidae) feeding on larach. Bull. Natn. Sci. Mus. Tokyo, Ser. A, 23:191-212.
(*1)北海道の樹木や木材の害虫リスト;http://www.hfri.pref.hokkaido.jp/konchu/gaichu.htm