コウリンタンポポ
  植物 ⁄ 国外外来種
コウリンタンポポ
科名 キク科
種名(亜種名 コウリンタンポポ
学名 Hieracium aurantiacum L.
英名 Orenge flowered hawkweed
異名  
下位分類名  
カテゴリー 北海道 A2
環境省  
ワースト100   
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。
●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。

導入の経緯

原産地 北、中部ヨーロッパ
導入年代 戦前
初報告 不明
全国分布 北海道、本州(岩手県、宮城県、福島県、栃木県、長野県、滋賀県、鳥取県)、四国(愛媛県)
道内分布 全道各地
導入の原因 観賞用に栽培されたものが逸出。芝生などに混入し増殖。

種の生物学的特性

生活史型 多年草
形態 10-50㎝
開花時期 7-8月
生息環境 道端、市街地、開けた牧草地など
特記事項 種子は10℃~30℃で高い発芽率を示す。土中寿命は10年にも及ぶことがある。酸性の強くない肥沃地では競合力は強くない。 全体に黒い剛毛を布き、長楕円形の根出葉の中心から春に高さ50cmほどの花茎を伸ばし、暗紅色の頭状花をやや密につける。走出枝を出して分株を作り、マット状に群生する。

影響

被害の実態・おそれ 生態系にかかる影響 道路沿い、崖地など比較的乾燥した環境に生育が確認される。繁殖力が強く植生などへの影響が懸念される。
農林水産業への影響 不明
人の健康への影響 不明 
被害をもたらしている要因 生物学的要因 繁殖力が強く、マット状に群生する。
社会的要因 不明
特徴並びに近縁種、類似種 類似種としてはキバナコウリンタンポポが現在、十勝地方などを中心に拡大中である。
対策 ロゼット葉のため草刈りでの撲滅は無理であるため、開花前の抜き取りが必要である。
その他の関連情報 特になし

写真・イラスト

備考

備考  

参考文献

参考文献 伊藤浩司・日野間彰(1987)北海道高等植物目録Ⅳ.p.169.
長田武正(1972)日本帰化植物図鑑.p.34.北隆館
長田武正(1976)原色日本帰化植物図鑑.p.5.保育社
清水矩宏・森田弘彦・廣田伸七(2001)日本帰化植物写真図鑑.p.374.全農協.
清水建美 編(2003)日本の帰化植物.p.232.平凡社
滝田謙譲(2001)北海道植物図譜.p.1027.
環境省HP自然環境局要注意外来生物リストより引用
日本の外来生物 平凡社より引用