フランスギク
  植物 ⁄ 国外外来種
フランスギク
科名 キク科
種名(亜種名 フランスギク
学名 Leucanthemum vulgare Lam.
英名 Ox-eye daisy
異名  
下位分類名  
カテゴリー 北海道 A2
環境省  
ワースト100   
*)亜種が問題となっている場合は、カッコ内に亜種名を記載しています。
●種名が特定できないものについては、「○○○の一種」と記載しています。

導入の経緯

原産地 ヨーロッパの温帯地域
導入年代 明治
初報告 不明
全国分布 北海道、本州に分布し、特に北海道に多い。
道内分布 全道各地
導入の原因 庭園に栽培され、逸出。芝生種子などに混入もある。

種の生物学的特性

生活史型 多年草
形態 30-60㎝
開花時期 6-8月
生息環境 道端、荒地など
特記事項 ヨーロッパ原産の多年生草本。ヨーロッパ、アジア、南北アメリカなどの温帯に多く、一部は熱帯に広がる。種子と地下茎により繁殖する。ロゼットを形成して越冬する。

影響

被害の実態・おそれ 生態系にかかる影響 在来種との競合の点では低地においては、余り大きな被害は確認されていないが、近年は高山などにもその勢力を拡大しているため注意が必要である。
農林水産業への影響 不明
人の健康への影響 不明
被害をもたらしている要因 生物学的要因 種子と地下茎により繁殖力が旺盛
社会的要因 不明
特徴並びに近縁種、類似種 一般的にはマーガレットと勘違いしていることが多いが、かなり違う。茎に粗い毛がある。葉は根生葉があり、さじ形で長さ6~9㎝鋸歯があり粗い毛が生え、有柄で越冬する。花は白色で直径5cmほどの頭状花である。
対策 環境省のグリーンワーカー事業で、裏摩周道路沿線に生育している外来種ルピナス及びフランスギク等の駆除方法を検討している。
その他の関連情報 特になし

写真・イラスト

備考

備考  

参考文献

参考文献 伊藤浩司・日野間彰(1987)北海道高等植物目録Ⅳ.p.156.
北村四郎(1982)キク科.日本の野生植物・草本Ⅲ.p.164.平凡社
長田武正(1972)日本帰化植物図鑑.p.18.北隆館
長田武正(1976)原色日本帰化植物図鑑.p.25.保育社
清水矩宏・森田弘彦・廣田伸七(2001)日本帰化植物写真図鑑.p.336.全農協
清水建美 編(2003)日本の帰化植物.p.220.平凡社
滝田謙譲(2001)北海道植物図譜.p.971.
環境省HP自然環境局要注意外来生物リストより引用
日本の外来生物 平凡社より引用
日本の帰化植物 平凡社より引用