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被害の実態・おそれ |
生態系にかかる影響 |
宮城県ではヤドカリ類が今までほとんど供給のなかった中型のサキグロタマツメタの貝殻を利用していることが確認され、今後、多数の貝殻が供給されれば、ヤドカリ類各種の個体群の変動に影響を及ぼすおそれがある(*3)。
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農林水産業への影響 |
アサリへの食害によって、潮干狩り場の閉鎖など深刻な影響が出ている(*2)。
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人の健康への影響 |
不明
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被害をもたらしている要因 |
生物学的要因 |
直接発生することにより、生き残りやすく、逸散しにくい大型の葡匐性幼稚体(稚貝)を孵出する(*5)。
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社会的要因 |
中国や北朝鮮から輸入したアサリに混入しており、輸入アサリを放流することによって各地に分布を拡大した。輸入アサリの「不十分な選別、迅速な運搬、選別なしの放流」を長年続けたことが被害をもたらす要因となった(*3)。
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特徴並びに近縁種、類似種 |
不明
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対策 |
アサリを放流する際には本種が混入していないか選別を徹底する。 |
その他の関連情報 |
有明海や瀬戸内にいる在来個体群は分布を広げず、目立った漁業被害は報告されていない。中国では食用とされている。 |