主な外来種の見分け方(魚類)
北海道に生息している魚類の"特定外来生物(A1)"と"要注意外来生物(A2)"について、特徴などをまとめてあります。酷似種や類似種などと見分ける際にお役立てください。
こちらでは、「ブラウントラウト」「ブルーギル」「ニジマス」「カワマス」について解説しています。
ブラウントラウト の特徴
ブラウントラウト
ブラウントラウト
写真提供:長谷川 雅広
- 大型個体はニジマスに似ている
- 体側に紅色縦帯がない
- 尾びれの黒点がないか少ない
酷似種:ニジマス
ニジマス
写真提供:長谷川 雅広
- 体側から背側に小黒点が多い
- 側線に沿って紅色縦帯がある
- 尾びれと背びれに黒点がある
同定ポイント 全身(サイズ、体側)、尾びれなど。
※目撃情報提供の際はこれらの同定ポイントが分かるような写真の貼付を御願いします。
ブルーギル の特徴
ブルーギル
ブルーギル
写真提供:豊平川さけ科学館
- 同じサンフィッシュ科のオオクチバスに比べ、体長ははるかに小さい(25cm程度)
- 鰓蓋後端に濃紺の斑紋がある
- 体の色は淡い灰褐色をしている
類似種:ブラックバス
ブラックバス
写真提供:長谷川 雅広
- 体長は最大で50~60cmになる
- 体側に黒色の斑紋がある
- 体の色は淡い灰褐色から銀白色をしている
同定ポイント 全身(サイズ、色)、頭部(鰓)など。
※目撃情報提供の際はこれらの同定ポイントが分かるような写真の貼付を御願いします。
ニジマス の特徴
ニジマス
ニジマス
写真提供:長谷川 雅広
- 幼魚のうちは、ヤマメに類似する
- 体側から背側に小黒点が多い
- 側線に沿って紅色縦帯がある
- 尾びれに黒点がある
類似種:サクラマス
サクラマス
写真提供:長谷川 雅広
- 側線に沿って赤い縦帯がないか、あってもごく薄い
- 背びれと尾びれに小黒点がないか、あってもごく少ない
同定ポイント 全身(サイズ、体側)、尾びれなど。
※目撃情報提供の際はこれらの同定ポイントが分かるような写真の貼付を御願いします。
カワマス の特徴
カワマス
カワマス
写真提供:長谷川 雅広
- 背びれの虫食い状斑は明瞭
- 体側には青い縁取りの朱斑がある
類似種:オショロコマ(ミヤベイワナ)
オショロコマ(ミヤベイワナ)
写真提供:長谷川 雅広
- 朱班に青い縁取りはない
- 背びれの虫食い状斑は、先端に向かって不明瞭になる
類似種:アメマス(イワナ)
アメマス(イワナ)
写真提供:長谷川 雅広
- 背びれの虫食い状斑はないか、あっても不明瞭
- 体側に着色斑はないか、あっても薄い黄~橙色
同定ポイント 全身、背びれの班、体側の斑など。
※目撃情報提供の際はこれらの同定ポイントが分かるような写真の貼付を御願いします。
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